NO.112 時間旅行… [花と]
谷中町。谷中霊園。スダジイの木。
小川糸さんの『喋々喃々』。
またまた再読ちぅ(*^^*)
訪れてみたいのぉ…
時間旅行などと言うモンば楽しんでみたい。
こちらも次にはポチッとしとぅござる＾＾
↓ ↓ ↓ ↓
- 作者: 森 まゆみ
- 出版社/メーカー: 晶文社
- 発売日: 2015/07/17
- メディア: 単行本
『五月になった。
朝、ひめまつ屋の前の道路を掃除していると
ぴゅうっとつむじ風のようにツバメが横切り、危うくぶつかりそうになる。
空部屋になっている隣の軒先にツバメの巣があり 毎年つがいでやって来るのだ。
巣は、私がひめまつ屋をはじめる前からあるらしいので、
私にとっては谷中暮らしの先輩に当たる。
ゴールデンウィーク最初の日、私は一年間お世話になった厄除け粽を取り外し
それを持って根津神社へと向かった。
今日からおろした木綿のきものが肌に心地よい。
根津神社は、すでにつつじまつりで賑わっていた。
人垣をすり抜け、古い厄除け粽を納め新しいのをいただいてから
乙女稲荷神社を目指して歩く。
乙女稲荷神社は、根津神社の中に祭られているお稲荷さんで、
稲荷道には、奉納された朱色の小さな鳥居が、いくつもいくつも並んでいる。
狭いトンネルのような場所を、身をかがめて進んでいると
そのまま異次元に迷い込んでしまいそうな錯覚に陥る。
無事にお稲荷さんまで辿り着くと、きちんと背筋を伸ばせる開放感にホッとする。
帯の間に挟んで持ってきた小銭入れから、お賽銭を取り出し、
厳粛な気持で春一郎さんの無事を祈った。』
--------『蝶々喃々・・小川糸著---------
- 作者: 小川 糸
- 出版社/メーカー: ポプラ社
- 発売日: 2009/02/03
- メディア: 単行本
随所に美しな日本語を織りなしてはるねんって＾＾
何度も 何ヶ所も書き出しては
ホォ～っとため息ばついとりまする。
大好きな本を何度も読み返すことの楽しさは格別でんな。
訪れてみたいです
本片手に。。、妄想は膨らんでいきます
by engrid (2016-09-27 08:06)
好きな本を読み返していると前に気づかなかった事に
気付いたりして新しい発見があったりします。
時間旅行いいですね。
本を読んでいると自分の都合のいいように勝手に思いを
巡らせられるのがいいです。
by 彩風 (2016-09-27 16:50)
私、この本読み終わってから
この辺 行ってみたんだー。
でも、結局 雑貨屋さんみたり
ごはん屋さん物色したり
煎餅かじったり、ビール呑んだりw
昨日から、久しぶりの森見さん。
独特のウザい世界観 嫌いじゃないんだなぁ。
あと2冊ポチッてて、読書三昧しようかと♫
by あまなと (2016-09-28 18:32)
行ったことある所だから
なんだか情景が浮かびます(*´ω｀*)
そういえば 私 小川糸さんのまだ読んでない本があったような…。
食堂のお話。
思い出しました。まずは それからだ！w
by だいず (2016-09-28 20:51)
写真、未来にすっと伸びているような
素敵な写真！＊
おすすめこんど探してみよう＾＾
私も本読むの大好きなのです＊
by uminooto (2016-10-04 19:10)